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#0017

祖母の日記

テーマ: 祖母の日記

生成日時: 2026/01/26 00:00


# 祖母の日記 祖母が亡くなった。遺品の中から、古い日記帳が出てきた。 表紙には「日記」とだけ書かれている。開くと、祖母の几帳面な文字が並んでいた。日付は五十年前から始まっている。 何気なくページをめくっていた。祖母の日常が綴られている。買い物のこと、天気のこと、近所の人との会話。 途中で、手が止まった。 自分の名前があった。 「今日、孫の——が生まれた」 そこには、私の名前が書かれていた。日付は三十年前。私が生まれた日だ。 ページをめくり続けた。私の成長が記録されている。初めて歩いた日、初めて話した日、入学式、卒業式。全部書いてある。 そして、日記は今日まで続いていた。 祖母は三日前に亡くなった。でも、日記は今日の日付まである。 今日のページを読んだ。 「今日、——がこの日記を見つける。そして、このページを読む」 心臓が跳ねた。続きを読んだ。 「——は怖くなる。でも、ページをめくり続ける。止められないから」 手が震えた。でも、めくってしまった。明日のページ。 「——は日記を燃やそうとする。でも、燃えない」 次の日。 「——は日記を捨てようとする。でも、捨てられない」 その次。 「——は日記の続きを書き始める」 その次。空白だった。そして、最後のページ。 「——は、私になる」 日記帳を閉じた。捨てようとした。でも、手が動かなかった。 今、私はこの日記の続きを書いている。